証券外務員 頻出一問一答
頻出テーマから20問。答えを思い浮かべてから開くと定着が早まります。
頻出一問一答
全20問Q1金融商品取引業者の禁止行為に関する次の記述のうち、正しいものはいくつあるか。
ア. 不確実な事項について断定的判断を提供して勧誘することは禁止されている。
イ. 顧客に生じた損失を補填するために財産上の利益を提供することは禁止されている。
ウ. 重要な事項について虚偽の表示をして勧誘することは禁止されている。
エ. 顧客が勧誘を断った後に勧誘を継続することは認められている。
答え:3つ
ア・イ・ウは正しい禁止行為。エは再勧誘の禁止に反するため誤り。よって正しいものは3つである。
Q2上場会社等の役員又は主要株主が、特定有価証券等を6か月以内に売買して利益を得た場合の取扱いとして、正しいものはどれか。
答え:会社はその利益の提供を請求することができる
短期売買利益の提供請求制度により、役員・主要株主が6か月以内の売買で得た利益について、会社はその提供を請求することができる。
Q3金融商品取引法第27条の2第3項により、公開買付けにおける買付け等の価格は原則としてどうしなければならないか。
答え:均一の条件によらなければならない
第27条の2第3項は、買付け等の価格について政令で定めるところにより均一の条件によらなければならないと定める。
Q4オプションの権利行使価格と原資産価格の関係で、権利行使すると利益が出る状態(コールなら原資産価格が行使価格を上回る状態)を何というか。
答え:イン・ザ・マネー(ITM)
イン・ザ・マネー(ITM)は権利行使により利益が生じる状態。原資産価格=行使価格がアット・ザ・マネー、利益が出ない状態がアウト・オブ・ザ・マネー。
Q5外務員が法令違反等を行った場合に、日本証券業協会が行うことができる措置として、正しいものはどれか。
答え:外務員登録の取消し又は一定期間の職務停止
協会は、外務員が法令や規則に違反した場合、外務員登録の取消しや一定期間の職務停止を命じることができる。
Q6大量保有報告制度において、機関投資家等が頻繁な売買を行う場合に、提出頻度等を緩和して認められる報告方式を何というか。
答え:特例報告(制度)
証券会社や銀行、信託銀行などの一定の機関投資家は、基準日方式により提出頻度を緩和できる特例報告制度を利用できる。
Q7金融商品取引業者が、引受人となった有価証券を、その元引受契約に係る募集・売出しの条件決定前に自己の計算で取得する等の行為について、正しいものはどれか。
答え:引受けに関する一定の行為として規制されている
引受業務に関しては、価格形成の公正性確保のため、引受人による一定の自己取得等の行為が規制されている。
Q8金融商品取引法施行令第十五条の十の十二により、認可を要しないこととなる有価証券から除かれるのは、金融商品取引所に上場され、又はどの規定により登録を受けたものか。
答え:法第六十七条の十一第一項の規定による登録を受けたもの
第十五条の十の十二は、金融商品取引所に上場され又は法第六十七条の十一第一項の規定により登録を受けたものを除くと定める。
Q9表面利率5%・額面100円の利付債を購入価格100円で購入し、償還まで保有した場合の最終利回り(単利)として正しいものはどれか。
答え:5%
額面と同じ価格(パー)で購入し償還まで保有する場合、償還差損益がないため最終利回りは表面利率に等しく5%となる。
Q10金融商品取引法第24条の4の2が定める、有価証券報告書の記載内容が金融商品取引法令に基づき適正である旨を記載して提出する書類は何か。
答え:確認書
第24条の4の2は、有価証券報告書の記載内容が金融商品取引法令に基づき適正であることを確認した旨を記載した確認書の提出を定める。
Q11一国の家計や企業など(金融機関や中央政府を除く経済主体)が保有する通貨量の総量を示す統計を何というか。
答え:マネーストック統計
マネーストック統計は、金融部門から経済全体に供給されている通貨量(現金通貨・預金通貨等)の残高を集計した統計である。
Q12国際収支統計のうち、対外金融資産・負債の増減を記録する項目を何というか。
答え:金融収支
金融収支は、直接投資・証券投資・金融派生商品・その他投資・外貨準備から成り、対外的な金融資産・負債の取引を記録する。
Q13金融商品取引法第171条により、有価証券の不特定多数者向け勧誘等に際し原則として禁止される表示はどれか。
答え:一定の額又はこれを超える額の金銭の供与が行われる旨の表示(一定の配当等の表示)
第171条は、不特定多数者向け勧誘等に際し、一定の額又はこれを超える額の金銭の供与が行われる旨の表示等を原則禁止する(予想に基づく旨が明示されている場合を除く)。
Q14証券取引所に上場されている有価証券について、相場を変動させる目的で行う仮装売買や馴合売買は何として禁止されているか。
答え:相場操縦
仮装売買・馴合売買や現実取引による相場操縦は、市場の公正な価格形成を歪めるものとして金融商品取引法で禁止されている。
Q15上場株式の配当について、一定の手続きにより総合課税・申告分離課税・申告不要のいずれかを選択できる制度に関し、正しいものはどれか。
答え:原則として複数の課税方式から選択できる
上場株式等の配当は、原則として総合課税・申告分離課税・申告不要から選択できる。配当控除や損益通算との関係で有利な方式を選ぶ。
Q16金融商品取引法上の課徴金制度において、インサイダー取引に対する課徴金の額の算定の基礎として用いられるものはどれか。
答え:違反行為により得た利得相当額を基準とする
課徴金の額は、違反行為によって得られた経済的利得相当額を基準として算定されるのが原則である。
Q17株主が会社に対して有する権利のうち、剰余金の配当を受ける権利や残余財産の分配を受ける権利のように、経済的利益を受けることを内容とする権利を何というか。
答え:自益権
株主の権利は、自らの経済的利益に関する自益権(配当請求権・残余財産分配請求権等)と、会社経営に参加する共益権(議決権等)に大別される。
Q18購入時手数料がかからない投資信託を一般に何と呼ぶか。
答え:ノーロード・ファンド
購入時手数料が無料の投資信託をノーロード・ファンドという。インデックスかどうかとは別の概念。
Q19金融商品取引業者が顧客に対し交付する取引残高報告書の目的として、正しいものはどれか。
答え:顧客の取引・残高状況を定期的に通知し確認に資すること
取引残高報告書は、顧客に取引内容や預り資産の残高を定期的に通知し、取引の確認・牽制に資する書面である。
Q20金融商品取引業者が、顧客の取引一任契約に基づかずに顧客の計算で売買の別・銘柄・数・価格等を決定して売買する行為について、正しいものはどれか。
答え:一任勘定取引として原則禁止されている
投資一任契約等の正当な根拠なく顧客の計算で銘柄・数量等を一任して売買する一任勘定取引は、原則として禁止されている。